旦那が急に転職したいって言い出した
まだ子どもも小さいのに…
「転職しようと思う」
突如、旦那が言い出しました。
これは私の体験談です。
ちょうど子供が産まれて1年経った時に転職宣言をされました。
子どもが産まれたばかりということもあって最初は頭が真っ白になりました。
次に襲ってきたのは不安と怒り。
「え、子ども生まれたばかりで何言ってるん?」
「親の自覚ある?」
「今のままでええやん」
そこからは何回も言い合いになったり、悩んだりしましたが結局は転職することになりました。
旦那が35才の時です。
そしてあれから5年経ちました。
今私が思うのは転職をOKして良かったということ。
急に旦那さんから転職宣言されたら困惑と不安、怒りなど色んな感情が出てきますよね。
それは当然の感情です。
その感情はあなたがしっかりと妻として母として家族の生活を守ろうとしているからこそのものなのでとても素晴らしいものです。
この記事を読めば、その困惑や不安、怒りがおさまります。
あの時、旦那とぶつかりながらも学んだこと、旦那の転職活動中に学んだこと、そして5年経った今思うことを元に、旦那さんが転職すると言ってきた場合の妻の対処法をお伝えします。
さらに結論を言うと、転職自体は悪いものではなくむしろやり方によっては良い方向に進んでいきます。
安心してください。
旦那が転職したいと言ってきた!妻が最初にすること
まずは旦那さんの話をしっかりと聞くことです。
話の途中で「はっ?」と思うこともあるかもしれません。
でもとりあえずは我慢してしっかりと聞きましょう。
さらに、なるべく平常心の顔で聞きましょう。
ここでしっかりと聞くことによって、お互いにストレスの少ない前向きな転職活動になります。
また、旦那さん自身も頭を整理することによって転職自体を考え直すきっかけになるかもしれません。
ですので、全ては自分と家族のためと思って平常心で話を聞きます。
聞き方も大切です。
聞き方のポイントを4つのステップに分けました。
Step.① まずは聞き役に徹する
旦那さんが転職を考える背景や動機について、できるだけ詳しく話してもらいましょう。
彼がどのような状況にあるのか、なぜ転職を希望するのかを理解するために積極的に聞き役に徹しましょう。
こちらの行動としては特に口を挟まず静かに「うん、うん」と相槌だけでOKです。
Step.② 旦那に寄り添い、共感・理解する
転職は大きな変化です。良くも悪くも転機になります。
旦那さんは今の現状を何らかの理由によって変えたいと思っているから転職をしたいと言っているはず。
旦那さんが抱える感情や心情に寄り添い、共感や理解を示すことが重要です。
「どうしてそう思うの?」などの旦那さんの話を引き出す質問を挟みながら、「転職したい」と言う言葉の裏にある本当の欲求や目標を明確にしていきます。
言葉の裏には、
更なるレベルアップや新しいチャレンジ、経験を積みたいという欲求を持っていたり、
家族との時間を増やしたい、家庭と仕事を両立したいというワークライフバランスを求めるものであったり、
仕事内容が本当にキツくて心身ともに倒れそうなどというSOSを求めるものである可能性があります。
実は本人も裏にある本当の欲求に気づいていない可能性もあるよ
Step.③ 具体的な質問をする
旦那さんに対して具体的な質問を投げかけることで、彼の考えや思いを深く掘り下げることができます。
例えば、
「どのような職場環境が理想なのか」
「どんなスキルを活かしたいのか」
「どんな挑戦をしたいのかなど」
「仕事とプライベートのバランスをどのように取りたいか」
「どのような仕事の環境が理想なのか」
具体的な質問を通じて彼の内面を深掘りしていきます。
深掘りすることによってなぜ転職に踏み切ろうとしているのかがより明確になり、
さらには、それを実現するためにはどうすれば良いのかと言う前向きな話し合いができます。
子どもが生まれたことで、
このままでいいのかと将来を真剣に考えての転職宣言の可能性もあるよ
Step.④ 長期的な目標の共有
旦那さんが転職を通じて実現したい長期的なビジョンや目標を共有しましょう。
彼の将来像やキャリアパスについて話し合い、転職がその一環としてどのように役立つのかを明確にすることが重要です。
共通のビジョンを持つことで、転職の意義と可能性が明確になるので協力して未来を気づいていくことができます。
夫婦は共同責任者(引用元:逃げ恥)
目標を明確にすると強いよね
旦那の話をしっかりと聞いた後は妻の要望もしっかり伝える
「旦那の気持ちは分かる」
「しかし目の前には幼い子がいる」
「妻としては家庭の平穏を揺るがすようなことはなるべくしたくない」
byまめ子
旦那の話を聞いた後は、最初とは打って変わって心が落ち着き冷静な対応ができるようになります。
そこで次は妻の要望もしっかりと伝えます。
人それぞれ家庭環境によって要望は違うと思いますが、転職する上でかなり重要な3つのマスト要望を書いときますね。
せっかく目標が明確になって、
「夫婦で力を合わせて生きていこう!」
と前向きになったのに、転職活動の仕方を間違えたがために家族が露頭に迷う…となっては大変です。
要望① 働きながらの転職活動をすること
転職するときにとりあえず辞める人がいますがまずお勧めしません。
*転職理由が耐え切れないほどの心身の不調やかなりのブラック企業の場合は別ですよー
旦那さんの話を聞いて、「なんかブラックじゃない?」と思ったらこちらを試してみてください。
しかも家族持ちなら尚更です。
どんなに有名大学、有名企業からの転職で、さらに転職エージェントさんから太鼓判を押されていたとしてもすんなりと転職できない場合もあるからです。
仕事を辞めると当然、無職の状態になります。
無職になると当然給料は入ってきません。収入ゼロです。
せっかく志を共にした妻も明日は敵です。
さらに精神的にもかなり辛いです。
これは私も経験済みです。
私が無職になった時は結婚してなかったけど、
それでも精神的に3ヶ月持たなかったよ
無職1ヶ月目は、仕事を辞めたことで心が晴れやかになるのと次への希望で心は豊かですが、
2ヶ月目に思いの外、転職には時間がかかるという現実を知ります。(順調に進んでも面接の結果待ちなどで時間がかかる)
3ヶ月目には、「俺は社会から必要とされてないのでは」「家族を養っていくことができない」と急激に心が病んできます。さらに、妻からの冷ややかな目線も加わり家庭での居心地は最悪に。
お金を使うこともためらわれるので、外出もしにくくなります。
さらに、無職期間が増えると企業からの印象も悪くなります。
と悪循環が生まれやすいですが、
働きながらの転職活動だったら収入が途絶えることがないのでこれらの全てを解決できます。
さらに家族のサポートも受けやすく、受かっても受からなくても大丈夫という気持ちで転職活動に挑めるので、落ち着いて優良な企業を探すことができます。
ただ働きながらの転職活動のデメリットとしては、転職活動に使える時間が限られるということです。
会社選びや履歴書、職務経歴書作成などにはどうしても時間がかかりますが、そこを疎かにすると自分の満足する企業に転職できる確率も下がってきます。
そこで活用したいのが転職エージェントです。
転職エージェントは企業からお金をもらっているので、活用する求職者は一切お金を払わなくていいんです。
無料で活用できてリターンの大きい転職エージェントは控えめに言ってかなり最高のサービスです。
しかし中には、「いや、もー旦那退職してしまってるし」という方もいるかもしれません。
そんな人には無職期間が長くても転職に不利にはならず、むしろ有利になる方法が1つだけあります。
それは、転職活動をしながら資格を取得することです。
無職期間が長くなると、面接時にこの期間に何をしていたかと言うことを問われる可能性があります。
問われなくても面接官は必ず疑問に思います。
そのときにしっかりと説明できるということがかなり重要です。
ぶっちゃけここで面接官が納得するようなことを説明できるなら資格取得でなくてもなんでもいいんです。
要望② ワークライフバランスが取れる環境を選ぶこと
独り身で何でも自分のペースで行動ができるなら必要ないですが、家族がいる場合は家庭と仕事の両立はかなり重要です。
旦那さんにとっては少しばかり脅しになってしまいますが、仕事ばかりに偏った生活になってしまうと妻からは見放される可能性もあります。
「家庭のために仕事を頑張っていたのに、気づいたときには妻が離れ子どもも離れていた…」
というのは切ないですがよくある話です。
仕事を一生懸命頑張ることよりも洗濯や皿洗い、子どもと遊ぶなどの家事と育児に関わることの方が妻の幸福度も旦那としての評価も上がります。
世の中の男性の多くが勘違いしている部分ではないでしょうか。
でも多くは求めないというのが大切です。
旦那さんが疲れ果ててしまっても困りますからね。
ご飯の後の皿洗いはやるとか、休日は子どもとしっかり遊ぶなどやれる範囲で関わってもらいましょう。
やってくれたあとは「ありがとう」が円満の秘訣
「私はいつももっとやってるし…」って思うこともあるけどね
要望③ 給料が上がる転職をすること
「どうしてもこの業種に挑戦したい」
「将来の目標に到達するにはこの経験ができる会社でないと」
というお金よりもスキルアップを目的とした転職もあるかと思いますが、基本的には、給料がアップする場所を選んだ方がいいでしょう。
それがどうしても難しければ、せめて前職と同じ額の給料にとどめた方がいいです。
例えば、もしスキルアップを目的として今よりも給料の安い職場を選んだとします。
企業は人が足りないから求人をかけているので、実際の現場では求めていたことではない、そもそもの自分のポジションとは関係のないことをやらされる可能性もあります。
給料も低くなり、求めていた仕事内容でもないとなれば結構悲惨です。
しかし、それはよくあることなのです。
そして、仮にそれを上司に相談したとしても「今は忙しいから厳しいけど、いずれはそのポジションを任せたい」と言われることが多いです。
それを言われてしまったら、「そうですか」としか言えなくなりますよね。
ただ、そのいずれはくるかどうか分からない。いつか来るかもしれないし来ないかもしれないそのポジションを求めて低くなった給料で頑張り続けるというのはかなり精神的にもきついです。
せめて、給料がアップしていればまだ気持ちの落としどころが分かるというものです。
というように転職する上での条件の優先順位としては、内定の段階で必ず確約していることを上位に持ってくるべきなのです。
そして妻的にも、仮に新しい職場で前よりも忙しくなったとしても給料が上がっていればまだ納得できますよね。
さらにもう1つとても大切なこととしては、「給料=市場価値」ということです。
ですので転職で給料を上げることによって旦那さんの市場価値が上がります。
市場価値が上がることによって、自信につながりますし、また転職を考えた時にはさらに給料を上げることが可能になります。
私の旦那は給料アップができる会社を基本に、やりたい仕事ができるであろうところを探して転職しました。
その結果、確実に給料(市場価値)は上がりましたが、やりたいことは50%ほどできて、仕事の忙しさは120%に増えました。
もし給料の優先度を低くしていたら、給料は安いし、やりたいこともちょっとだだけ、しかも仕事は忙しくなって家庭との両立が前より難しいという状況になっていました。
そうなってはまた転職を考えないといけません。
ですので、転職によって確実に今より良くなる要素(給料や休日など)を1つは入れるようにしましょう!
子育て世帯にお金はめちゃ重要!
旦那さんも妻も納得のできる転職にしよう
転職活動において妻がするべきサポートは
働きながらの転職活動といえど、内定がなかなかもらえないなど転職活動は心身ともに辛いものになる可能性があります。
今よりもお互いにより良い環境になるための転職なので、妻もできる範囲で旦那さんのサポートをして、転職活動を一緒に乗り越えるのが理想的な素晴らしい夫婦の形ですね。
あくまでできる範囲でね
こっちまでしんどくならない程度のね
サポート① 積極的な応援と共感
転職活動はストレスの多い期間でもありますが、妻がポジティブな姿勢で応援し続けることで、旦那さんのモチベーションを高めることができます。
また、旦那さんの抱える感情に共感し、真摯に向き合うことで旦那さんの自信を支えることができ、
積極的な言葉や励ましを送ることで、前向きな姿勢を保ち転職に対する自信を高めることができます。
サポート② 情報収集
有益な情報を共有するために求人情報のチェックや転職エージェントの利用を協力して行います。
旦那さんと共に情報収集を進めることで、適切な選択をサポートし、転職の成功へと導くことができます。
私の旦那も転職エージェントをフルに活用して収入アップに繋がったよ
サポート③ 日常生活のサポート
旦那さんの転職活動をサポートするためには、家事や日常生活の負担を軽減し彼が集中できる環境を整えることが大切です。
家事や日常のサポートをして彼に余裕を与え、ストレスを軽減させることで、転職活動に集中できるよう支援しましょう。
共に協力し合い、成功へのステップを踏んでいくことで、彼の転職を成功に導くことができます。
旦那が書類だけで何回も落とされてた時は、
「受からんくても働いてるから問題ないやん」ってよく言ってたよ
これが働きながらの転職活動の強みでもあるよね
妻のサポートは完璧じゃなくていいし頑張らなくていい
「妻がするべきサポート」などと偉そうに言いましたが、当時の私はそれを完璧にはできませんでした。
でも完璧になんてしなくていいんです。
気がついた時や心に余裕のある時だけでいいんです。
だって、旦那さんが転職活動に時間を使っているということは、その分、家事や育児などで妻に負担がかかっているということだから。
転職活動は長期戦になるかもしれないので、無理なくサポートするぐらいがちょうどいいんです。
ちょっと疲れたなと思ったら美味しそうなスイーツを買って自分を癒しましょう。
転職は前向きな選択!夫婦で協力して転職を乗り越えよう!
転職は前向きな選択です。
家族の意見を取り入れ、自分に合った企業選びをすることによってみんながよりハッピーに過ごせるようになります。
転職活動中はストレスも多く、夫婦ともに疲弊する期間になるかもしれません。
妻は旦那さんの頑張りを労り、旦那さんは妻のサポートに感謝しましょう。
共に前向きな姿勢で進んでいくことで、成功への道が開けることを願っています。
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